Column駐車場お役立ちコラム

マンション敷地内の無断駐車対策と収益化の両立について

マンション敷地内のスペースは、そのままにしておくと時に不法に使われてしまうことがあります。

そうしたスペースをうまく活用することで無断駐車を抑制し、収益アップや入居者の満足度向上に繋がる可能性があります。

今回は東京都墨田区のマンションで無断駐車対策と収益化を両立した事例を共有します。

元々、当物件のバイク置き場周辺のスペースには無断駐輪が常習化しており、バイク置き場が利用できない状況でした。

バイク置き場が利用できるようにこちらが管理会社さんと協力して検討した対策は下記の通りです。

■心理的に駐車させない対策

まず着手するのは無断駐輪している自転車と人間への対策です。私有地の場合、警察は直接動いてくれません。現地では自転車に直接通知文面をはさみ込んだり、看板を掲示したり、注意文をマンションに投函して二度と駐輪しないよう告知します。特定される自転車の場合は、こうした心理的な対策で大半は解決しますが、不特定の自転車駐輪の場合、これでは解決に至らない為、根気強く対応が必要です。

※当物件はこの対策で無断駐輪に目途が立ちました。

■物理的に駐車させない対策

不特定の自転車が駐輪される場合、心理的対策ではイタチごっこになるケースが多くなるので、もう一つの対策である物理的に駐車する対策が必要になります。例えば、無断駐車の起こっているスペースにポールを新設する等は物理的な対策になります。

ただし、ポール新設には少なくないコストが発生すること、そのコストで得られるメリットが生まれにくいことから、他に違った対策がないか検討が必要です。例えば、スペースを塞ぐ手段としては自動販売機や宅配ロッカーを設置する方法が考えられます。

※当物件では一つ目の心理的に駐車させない対策で無断駐輪に目途がついた為、物理的に駐車させない対策は不要でした。

■無断駐車に目途が着いた後の収益化について

無断駐車に目途が着き、バイク置き場が利用できる状況になった後は、当物件では私たちがバイク置き場をお借りしました。

入居者に需要がなかった為、私たちがお借りすることで、利用者の有無に係らず、オーナーさんに保証した賃料をお支払いすることで収益アップに繋がっています。

お借りしたバイク置き場は私たちが近隣でバイク置き場をお探しの方に貸出しを行い、バイク置き場として本来のカタチで利用されています。

これまで発生していた無断駐輪についても、実際にバイク置き場の利用者がいると、不思議と無断駐輪の再発も無く、管理上の問題も解決しています。

無断駐輪にお困りのオーナーさんや管理会社の方がいらっしゃれば、私たちにお気軽にご相談ください。

無断駐輪と収益化の両立についてご協力させて頂きます。

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