施設駐車場へのEV充電スタンド設置について
電気自動車(EV)が普及していく流れを受けて、EV充電器の設置を検討されている施設オーナーの方もいらっしゃるのではないでしょうか。EV充電器の導入費用は、導入したい充電器の機種や工事環境などによって大きく上下するため一概には言えないので、正確な費用の算出は専門業者の見積もりが不可欠です。今回は施設駐車場へのEV充電器の設置について概要を整理したいと思います。
■EV充電器の「設置費用」について
充電器購入費用
EV充電器は大きく2種類に分かれ「普通充電器」と「急速充電器」があります。どちらのEV充電器を設置するかによって、充電器購入費用と設置工事費用が大きく変わります。
設置工事費用
設置工事とは主に電源からの電気配線工事や、本体の固定工事などを指します。看板の設置などにかかる費用なども工事費に含まれます。
■商業施設のケース
商業施設などにEV充電スタンドとして設置するのに最適な「6kWの普通充電器」の価格相場は70万円程度と言われています。
さらに低価格な普通充電器もありますが、戸建住宅で使用するようなコンセント型や出力数が低い3kWの普通充電器は、「6kWの普通充電器」よりも倍以上の充電時間がかかってしまいます。
また、課金機能(決済機能)がない場合、わざわざ商業施設のカウンターや精算機などに行き決済しなければならず不便です。対応スタッフが居なかったり、精算対応にミスがあり急いでいる顧客を待たせてしまったりするなどのトラブルが発生すれば、最悪の場合クレームになる可能性もあります。
課金機能のないEV充電器を設置して、ドライバーには無料で電気を提供するという運用の選択肢もありますが、利用頻度は高くないようです。
今回は施設駐車場へのEV充電器設置の概要について整理いたしました。EV充電器設置のように施設利用者のニーズに応じて駐車場の設備更新を検討するオーナー様も多いのではないでしょうか。私たちは駐車場に関することであれば、オーナー様のニーズに応じたご提案が可能ですので、お気軽にお問合せください。