マンションの駐車場の空き問題について
近年、マンションの駐車場には空きが目立つケースもめずらしくありません。しかし、駐車場使用料による収入は管理組合にとって大きな収入源となっており、深刻な問題として悩まれている管理組合様から私たちにご相談いただくケースも増えています。今回は、そうしたマンションの駐車場の活用方法について整理したいと思います。
1.マンション駐車場を外部へ貸し出す
空いた駐車場を活かす方法の一つに「外部貸し」があります。外部貸しをうまく活用できれば、空きスペースの収益化が可能です。外部貸しとは、空いている駐車場の一部を区分所有者以外に貸し出し、収入を得る方法です。空いている駐車場を有効活用して、収益を得られるメリットがあります。
2.収納スペースに変更する
管理組合の竣工図書や備品などに使用したり、スタッドレスタイヤの収納スペースにするなど、空いたスペースを有効活用することも1つの方法です。
3.コインパーキングとして貸し出す
駐車場をコインパーキングとして貸し出すのも一つの方法です。駅前や大型商業施設などがあるエリアや、近隣にコインパーキングがない場所ではコインパーキング利用の需要がある可能性が高いでしょう。
4.自転車置場・バイク置場
駐車場を自転車置き場やバイク置き場など、他の用途に転用してみるのもよいでしょう。
近年は、平面駐車場だけでなく機械式駐車場をバイク置き場へ転用するケースもあります。
5.機械式駐車場を平置き駐車場に転換
機械式駐車場を平面化し、平置き駐車場に転換する方法です。機械式駐車場についてはサイズ制限があり、入庫できる車両に制限がある為、稼働率が低下する原因になります。また、平置駐車場と比較し、設置費用や維持管理コストが高く、組合収支を圧迫していることが殆どです。平置き駐車場に転換すると、月額の費用を下げられる場合もあり、サイズ制限が緩和されることで利用者が増える可能性もあります。
6.管理規約の変更
マンションの管理規約の変更をすることも対策の一つです。
たとえば、1戸当たりの駐車場の利用は、1台分という規定を解除するなどで、利用者が増えるかもしれません。
以上が、マンション空き駐車場の活用方法の一例です。私たちは組合様のご要望に応じて、活用方法をご提案することが可能です。マンション駐車場の空きに困っている管理組合様やマンション管理会社の担当者様は是非お気軽にお問い合わせください。