施設駐車場の管理と注意点
施設駐車場を運営する際には、経営だけでなく、管理業務が必要です。今回は、駐車場の管理業務の内容や注意点についてご紹介したいと思います。どのような管理を行えばよいのか、駐車場管理をするうえで注意すべきことは何かが気になる方はご覧ください。
■施設駐車場管理の業務内容
施設駐車場の管理業務について、自社で管理を行う場合も、業者に管理を任せる場合のどちらにおいても、業務内容を把握しておくことは、駐車場運営を行ううえで大切です。駐車場の規模によって管理の手間は変わってくるため、これからご紹介する業務内容について確認頂いた上で、運営する駐車場を自社で管理するのか、業者に管理を任せるのか考えてみるのもよいでしょう。
■集金
駐車場管理の業務内容の1つとして利用料金の集金があり、集金方法は駐車場の種類によってそれぞれ異なります。コインパーキングの場合は、駐車場運営会社に任せることが多いですが、自社で行う場合は、定期的に精算機のお金を回収する必要があります。なお、コインパーキングとは、不特定多数の利用者に対して時間単位で貸し出す駐車場の運営形態のことをいいます。つり銭やレシートの補充も必要です。施設駐車場内でコインパーキングと併用で、利用者と1ヵ月単位で駐車場賃貸契約を結ぶ月極駐車場の貸し出しも行う場合は、利用者からの入金漏れがないか毎月確認が必要です。月極で滞納者がいる場合は催促状の送付等の対処が必要になるケースもあり、滞納が長引くとその分損失も大きくなってしまうため、なるべく早めに対処するようにしましょう。
■清掃
使っているとごみが落ちていたり、設備が汚れていたりといったことがあるため定期的な清掃が必要です。また、駐車場内の定期的な清掃・巡回を行うことで、放置車両や無断駐車などのトラブルを防止することにもつながります。
■設備の点検・修繕
駐車場内の設備にトラブルがないか点検を行いましょう。定期的な点検と必要に応じた修繕を行うことで設備の耐久性が上がるため、設備の買い替えに必要な費用を節約できます。月極駐車場の場合は、精算機やパークロックといった設備はありません。ただしフェンスや照明を設置している場合は、フェンスの点検や電球の交換が必要であるため、定期的な点検・修繕は大切です。
コインパーキングの場合は、月極駐車場よりも設備が多いため、自社で管理するとなると、手間も修繕費用もかかってしまいます。駐車場運営会社に管理委託料を払って、管理を任せれば、メンテナンスの手間も費用もかかりません。駐車場経営をするにあたって、費用や手間をかけたくないという方は管理を任せることをおすすめします。
■トラブル対応
駐車場管理では、駐車場内で起きた事故や利用者からの問い合わせ・クレームなどのトラブルにも対応しなければなりません。24時間営業の駐車場では夜間対応も必要です。営業時間外で自社管理で対応するのは難しくなってしまうこともあるため、専門業者に管理を委託するのがおすすめです。
ここまで管理業務についてお伝えしてきましたが、施設駐車場を運営するうえで、他にも準備として舗装や設備の設置、料金設定、オープン告知を行う必要があります。管理面はもちろん駐車場運営する上で必要な準備についても私たちでご協力が可能です。施設駐車場運営でお困りごとがある方はまずはお気軽にお問い合わせください。