施設駐車場の運営形態の選び方
前回のブログでは、施設の駐車場でコインパーキングを検討しているオーナー様や管理会社の担当の方が、はじめに検討しなくてはならない運営形態について整理いたしました。その際に、コインパーキングの運営形態について①一括借り上げ方式と②管理委託方式の2種類の特徴をまとめました。今回は2種類の運営形態についてリスク・手間などの比較を行い、施設の駐車場をコインパーキングにする際の運営形態の選び方を整理したいと思います。
運営形態の比較
まず、2種類の運営形態について下記の通りリスク・リターン、収入、管理の手間を比較します。
リスク・リターン :【低い】①一括借り上げ方式 <【高い】②管理委託方式
収入の安定 :【安定】①一括借り上げ方式 >【不安定】②管理委託方式
管理の手間 :【不要】①一括借り上げ方式 <【手間】②管理委託方式
②管理委託方式はオーナー様の収益は施設駐車場の売上によって変動します。①一括借り上げ方式よりリスクはありますが、駐車場が繁盛すれば高い収益が期待できます。一方、リスクを抱えながら駐車場経営をしたくない方は、安定した収入が得られる①一括借り上げ方式を選択するのがベターです。
施設の駐車場をコインパーキング化する場合は、施設の営業時間帯は、お客様専用としたいため、一般利用者の駐車場料金を高めに設定することが多いです。 コインパーキング利用としての一般利用者が制限されるため、一括借り上げ方式では、運営会社がオーナー様へ賃料を払うと赤字になってしまう事もあり、逆に管理委託料を頂くケースもあります。施設駐車場をコインパーキング化する際は、一般利用者を誘致した代わりに、本来の目的である施設利用者が駐車場を使えなくなる事態が起きないように配慮したコインパーキングの料金設定が必要です。施設駐車場のコインパーキング化を検討しているオーナー様や管理会社様はお気軽にお問合せください。施設駐車場の本来の目的を損なうことなく、駐車場に掛かっている手間やコストの削減や、収益アップ等のご要望に沿ってソリューションを提供させて頂きます。