Column駐車場お役立ちコラム

公共施設附帯駐車場の有料化の進め方

今回は各自治体で進められている公共施設附帯駐車場の有料化の進め方について、使用料や利用時間の設定について整理したいと思います。

■公共施設附帯駐車場の状況

公共施設附帯駐車場は、施設利用者の利便性を確保するために行政サービスの一環として設置したものであり、これまで多くの施設で無料で提供されていました。一方で、施設の利用者と、利用しない人との間で公平性に差が生じているケースもあります。そのような状況を問題として、公平性を保つため、公共施設に附帯された駐車場では、負担の適正化や財源の有効活用の観点から、施設の新設やリニューアルの実施等にあわせて駐車場の有料化が徐々に各自治体で進んでいます。

各自治体が有料化する際には、使用料や利用時間の設定が必要になりますが、施設ごとに次のような事項を勘案して設定が為されています。

(1)使用料
使用料の設定については、各施設ごとに次の事項を勘案して設定しています。
・ 当該施設の維持管理に要する費用
・ 施設の利用形態及び提供するサービス内容
・ 近隣の類似施設や先行して有料化している駐車場の使用料

(2)利用時間
利用時間の設定については、利用者の利便性向上及び市有財産の有効活用を図るため、24時間利用を原則とし、次の事項を勘案して施設ごとに設定しています。
・ 適切な管理運営体制の確保
・ 近隣地域の特性等
・ 施設の開館時間
・ その他、施設の利用形態及び提供するサービス内容に応じて必要となる範囲

これらの事項は公共施設附帯駐車場だけでなく、民間施設附帯駐車場において使用料、利用時間を設定する際にも検討が必要な事項であり、有料化の基本的な考え方になります。施設駐車場の有料化を検討されているオーナー様は、まずはお気軽にお問合せください。

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